「見たことのある空」

                          作詞・曲 旁月 今日人

             制作 1992〜1993年頃 自宅にて

                

 

   1.  ()(いき)の数だけ 君が(はな)れてゆくよ 僕はただ君の(くちびる)戸惑(とまど)

      五月の通り雨が二人の中を左右に 横断歩道の模様(もよう)ほど遠ざける

 

            出会えたままの二人でいれば こんなに傷だらけにならずに()んだのかも

      いつも君が思った愛の形は 僕に あまりにも(はかな)く (とど)かないでいたね

 

      無くしてしまう愛が これほど身近(みぢか)にいて 背中合わせの夢が  君の涙の数と

      気付かずにいたままの 少し前の僕らが 陽炎(かげろう)の中 雨の 恋人達に(うつ)

 

 

      2.   秒針(びょうしん)の数だけ愛は(ふか)みに落ちて 見えない海の(そこ)へ二人を運ぶけれど

      沈黙(ちんもく)(やみ)の中 二人の愛は左右に 1秒の空間も無く 流れてた

 

            君の心が今ならわかるね アストゥリアスの花が部屋の中 ()れ落ちてる

      いつも君が思った愛の形は 僕に あまりにも(あわ)くて 届かないでいたね

                                                                     

            誰そ彼(たそがれ)てゆく街で どこか知らないところで ()めた別れと愛が誰かを包むけれど

      最初から その理由(わけ)を 知っていた僕らは (つみ)(ばつ)との中で (しば)られ流れてた

 

 

            高層(こうそう)ビルの隙間(すきま)で流れてく空を見た ずっとずっと昔に 見たことのあるような空が

      雲の切れ間に朝の (かす)かな木漏れ日(こもれび)の雨  溜め息の中 僕の背中に()(そそ)

 

 

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